
「趣味でギターを触ってみたい」「気が向いたときウクレレ持って弾き語り」「何か楽器一つでも弾けるようにさせたい」など楽器を始める人・習わせる人の思いはけして「誰かに聞かせる」ことでは無いかも知れません。が、しかしです。
他者と共有することを前提としない音楽なんてどこにもありません。また、そこにこそ学びがあり楽しさがありやりがいがある・・・私はそう信じています。

ウクレレとギターはとてもマッチングが良い楽器で、こちらに来られている生徒さまたちがしばしば合奏練習をします。個人レッスンにはない盛り上がりやつながりなどの楽しい要素があるのもさることながら、(講師が教えるのではなく)自分自身が音楽における気づきや成長を手にしてゆかれることを目撃します。
大勢の人に混ざって演奏すれば多少のミスなど誰も非難しないし気にもなりません。生きた音楽(リズムが最初から最後まで止まることのない演奏)のなかで練習することは、得るものが多いとは思いませんか?一人だけでは1曲まともに弾けないレベルでも皆さんと一緒に演奏に加わることは可能です。そうやって経験値を積めばいいのです。
また弾き語りやソロなども、人前で発表する機会を持つと、そこに付随する色々な事が経験できるだけでなく、音楽を誰かと分かち合いたいという衝動が自分の中にあることをはっきりと知ることになります。これは全ての人が心の中に必ず持っていると思っています。
まずは目立たない隅っこでいいです、演奏に加わるというところから始めてみてはいかがでしょうか?