ダイヤトニックコードで彩りを:この曲どう料理する?ギタリストのアレンジ術40策(11)

前回、「ダイヤトニックコード」という言葉が出てきましたが、ご存知の方も多い半面、「それって何?」という方も・・・

 

 

ということで今回はちょっと簡単にご解説。

 

ド・レ・ミ・ファ・ソ・ラ・シ(・ド)の7つの音からなるいわゆる「ドレミ」、この7つの音を組み合わせてバランスよく響くコードを導き出す・・・

 

そうすると結果的に下のような7つのコードが出てくるのですが、それが「ダイヤトニックコード」と呼ばれるものです。

C-Major Diatonic Chord 五線

Ⅰ(Cmaj7)→ ド・ミ・ソ・シ

 

Ⅱ( Dm7 )→ レ・ファ・ラ・ド

 

Ⅲ( Em7 )→ ミ・ソ・シ・レ

 

Ⅳ(Fmaj7)→ ファ・ラ・ド・ミ

 

Ⅴ( G7 )→ ソ・シ・レ・ファ

 

Ⅵ( Am7 )→ ラ・ド・ミ・ソ

 

Ⅶ(Bm7b5)→ シ・レ・ファ・ラ

ダイヤトニックというのは7つの音の意です。

 

よくにた例で「ペンタトニック(=5音)」って言葉を聞いたことはありませんか?

 

ダイヤトニックコードを音符と耳とでよく理解しておけば、楽曲の理論的解析や作編曲などを行うときに大変役に立ちます。

 

 

とりあえず、この7つのコードを、あまり考えすぎずに鳴らしてみましょう☆

 

メロディの音に良くサウンドするコードをてきとうに選んで連結してみるのもいいかもしれません。以下はダイアトニックコードをふんだんに織り交ぜたコード進行に変えてみた例です↓ 

 

いかがでしたか?

 

曲が彩りを帯びて雰囲気的に、ラヴェルの「亡き王女の為の」

 

「パバーヌ」ならぬ「ハッピーバースデー」みたいに(笑)聞こえなくもないですよね?



前の記事<<「この曲どう料理する?ギタリストのアレンジ術40策(11)」>>次の記事

「この曲どう料理する?ギタリストのアレンジ術40策」目次