
この度のコロナ、禍転じて福と為す、を念頭に「テレッスン」、オンラインでビデオ通話を利用しながらのレッスンに向けたアンケートを実施いたしました。ご協力感謝申し上げます。一定数、約40名の方からのご意見をもとに、方向性を定めて行きたいと思っています。
さっそく、ざっくりと結果報告です↓↓
調査結果①「ネット環境」

◆基本的にすべての方がクリアしている
◆自宅でホームルーターなど無制限でネットが使える人がほとんど
◆スマホだけという方は、たとえば多目に見積もっても1カ月1ギガ程度データ量を消費すると思っててもらえればOKです(1ギガでビデオ通話できる時間:LINEでは180分、FaceTimeなら400分だそうです)
調査結果②「端末」
◆ほぼすべての人がスマホを、さらに何かを持っている
◆テレッスンをやるならパソコン(Windows/Mac)がベスト
◆手軽さ使いやすさならiPad(デジタル苦手の方でもこれなら!)
◆スマホでも十分可能(画面がやや小さく、マルチタスクに不向き、というのはあります)
調査結果③「メトロノームなど自主練習の環境」

◆基本のメトロノームはほとんどの方が持っていますが実際の練習に使えるようにしてゆくことが重要
◆アナログやデジタルのメトロノームを楽器屋さんで探すのも一つ
◆スマホアプリを入れてみる(シンプルなメトロノームから伴奏生成アプリまで色々あります)
◆レッスンではメトロノーム代わりに使えるドラム音源などのファイルを送ります⇒それを鳴らしながら練習も可
◆もしくはメトロノームに合わせて演奏した練習デモ動画を送ります(^^♪

スマホやパソコンでの音に合わせて練習、(コソコソしないで)普通に楽器を鳴らしてジャカジャカ練習しようとするとスマホの音はほとんど聞こえないのではないでしょうか?
そういう時は、Bluetooth(ブルートゥースという無線規格)接続。ほとんどの端末が出来ますので、これを機に、対応しているスピーカーを探すのも楽しいかと思います(出力は10W前後で十分でしょう)。
例えば⇒https://item.rakuten.co.jp/anker/a3105/?s-id=pc_shop_recommend&rtg=8b0023db64e5587ccb8f51c465d4f5a7

もちろん、スピーカーやギターアンプなどをお持ちの方は、そこにスマホやパソコンを接続できると十分な練習マシンになります♪ヘッドホンのジャックに挿すステレオミニプラグでつなぎます。
アンプ・スピーカー側の接続ですが、プラグ挿入口の形状はいくつか種類がありますのでご注意ください。慣れない方には少々難しいかもしれません。心配な方は是非ご相談ください。テレッスン中でも構いません。
ちなみにスピーカー自体をこの際準備しようかなという方は例えばこんな感じのもので十分です⇒
調査結果④「譜面資料などのプリント能力」

◆半数の方は自宅でプリント可能
◆iPadくらいの大きさがあれば画面で譜面を見るのもいいかも
◆スマホだけの人も今ではコンビニで楽譜(PDFファイル)をプリント可能です
※参照⇒
調査結果⑤「ビデオ通話(テレッスン)に使うアプリ」

◆多くの方が普段からLINEを利用しています
◆LINEでビデオ通話も可能なのでこれでレッスンを始めることも出来ます
◆ZOOMをご存知の方も4人に1人いました
◆iPhoneユーザーの方はFaceTimeを利用される方も多くこちらも全体の4分の1
オンライン森充ギター教室テレッスン
アプリは「Whereby」「ZOOM」を使用していきます。それが厳しければ「LINE」を。あとはケースバイケースで、お手持ちアプリに対応してゆく考えです。
ビデオ通話開始のリンクを開く際やファイルのやり取りのために、LINEではなくパソコンやスマホのメールアドレス(GmailやヤフーメールでもOK)を持っておいたほうがいいです。
通常のリアル教室で行ってきたことのテレッスン化は、自主練習方法サポートも含めて「ビデオ通話+ファイルやメールのやり取り」で行えます。
セミナータイプの配信講座は準備を整えていずれ実現させてゆきたいと思います。
【テレッスン1回分の内容】
:ウォームアップ
:メインの課題
:おさらい動画録画
:次の課題・予定の確認
メリット・デメリット
テレッスン | リアルレッスン |
▲ 同時発音不可:タイムラグが発生し、相手と自分の映像・音声が少しズレる | ◎ 同時発音可:合奏・セッションが普通にできる(あたりまえ) |
▲ 機材次第では確かに良くはなるが生音の音質とダイナミクスは伝わらない | ◎ 嘘偽りのない生の音を聞いて確認しリズムのグルーブを体感できる |
〇 事前に取り組む課題が明確にしやすく、レッスンでは練習の成果を披露して見てもらう、結果として上達効率は上がる |
△ とにかくレッスンに足を運べばなんとかなる練習時間が確保できるという姿勢になりがち(人にもよります) |
◎ レッスン会場に行く必要が無く交通費・時間が浮く |
▲ レッスン会場に行くために毎回一定の時間とお金を使う |
アプリの使い方や、機材などプラスα、決済方法などについてはまた別の機会に(または個別に)ご紹介できたらと思います。
当面、セッティングや次の方のレッスンへの切り替え時間を考慮して90分枠と長めにしてあります。リアルレッスンと同じ基本1回正味60分という時間配分で進めます。