Cマイナー(メロディック)スケールの7つのポジション

五線とTAB譜 Cmメロディック・スケール・ポジション1:⑤弦A位置
五線とTAB譜 Cmメロディック・スケール・ポジション1:⑤弦A位置
指板 Cmメロディック・スケール・ポジション1:⑤弦A位置
指板 Cmメロディック・スケール・ポジション1:⑤弦A位置


Cmメロディック・スケールの一つ目のポジションです。ローポジションから行きたいところでしたが、12フレットを越えるハイポジションになっています。これはローポジションではEbの音がフォーム内に見出せなくなるため1オクターブ上げたためです。楽器によっては、譜例の運指では弾きにくいかもしれません。指番号はあくまで参考とお考えください。

 

五線とTAB譜 Cmメロディック・スケール・ポジション2:⑤弦B位置
五線とTAB譜 Cmメロディック・スケール・ポジション2:⑤弦B位置
指板 Cmメロディック・スケール・ポジション2:⑤弦B位置
指板 Cmメロディック・スケール・ポジション2:⑤弦B位置


ポジション2から、ローポジションです。マイナー・スケールは基本3種類ありますが、このメロディック・マイナーはジャズ・マイナーとも呼ばれ、ジャンルにもよりますが大変よく使われます。


五線とTAB譜 Cmメロディック・スケール・ポジション3:⑤弦C位置
五線とTAB譜 Cmメロディック・スケール・ポジション3:⑤弦C位置
指板 Cmメロディック・スケール・ポジション3:⑤弦C位置
指板 Cmメロディック・スケール・ポジション3:⑤弦C位置


この音階は、Cメジャー・スケールの3度の音を半音下げただけになっています。つまりEのところをEbに変えただけのスケールフォームです。

 

※参照記事:

Cメジャースケールの7つのポジションを覚えよう④

 

五線とTAB譜 Cmメロディック・スケール・ポジション4:⑤弦D位置
五線とTAB譜 Cmメロディック・スケール・ポジション4:⑤弦D位置
指板 Cmメロディック・スケール・ポジション4:⑤弦D位置
指板 Cmメロディック・スケール・ポジション4:⑤弦D位置


クラシックの教科書には、上昇時はメロディック、下降時はナチュラル・マイナー・スケールを使うのがマイナー・キーの音階の基本ルールである、となっています。


 

※参照記事:

マイナー・ダイヤトニック

マイナー・ダイヤトニックのコード・フォーム

 


五線とTAB譜 Cmメロディック・スケール・ポジション5:⑤弦Eb位置
五線とTAB譜 Cmメロディック・スケール・ポジション5:⑤弦Eb位置
指板 Cmメロディック・スケール・ポジション5:⑤弦Eb位置
指板 Cmメロディック・スケール・ポジション5:⑤弦Eb位置


ジャズやそれに準ずる音楽の場合、上昇も下降もどちらもメロディック・マイナー・スケールを使うわけです。

五線とTAB譜 Cmメロディック・スケール・ポジション6:⑤弦F位置
五線とTAB譜 Cmメロディック・スケール・ポジション6:⑤弦F位置
指板 Cmメロディック・スケール・ポジション6:⑤弦F位置
指板 Cmメロディック・スケール・ポジション6:⑤弦F位置


3度の音を聞くまではメジャーかマイナーか判別出来ないスケールであるため、それがスリリングで個性的なサウンドを生み出しているのでしょう。

五線とTAB譜 Cmメロディック・スケール・ポジション7:⑤弦G位置
五線とTAB譜 Cmメロディック・スケール・ポジション7:⑤弦G位置
指板 Cmメロディック・スケール・ポジション7:⑤弦G位置
指板 Cmメロディック・スケール・ポジション7:⑤弦G位置


 キーCですとポジション1が弾きにくかったかもしれませんので、例えばC#にキーを半音上げて、ポジション1をオクターブ下げた開放弦ポジションから始めてもいいかもしれません。その他、あらゆるキーにもぜひ挑戦してみてください。