ギターを始める前に知っておきたかった6つのこと

guitar is life

ギターをこれから始めるという方へ、スタート・ダッシュに差が付く6つのポイントをまとめてみました。とは言えこれは、すでに始めていて後から知ったとしても十分に役立つ内容でもあります。もちろんこれら以外に大切なことも多くあるかと思いますが、ここではギターの弦の数に合わせて6つお話したいと思います(^^) ウクレレの方は文中のギターという単語ををウクレレに替えて読み進めてくださいませ<(_ _)>

①「わたしは究極的に(または当面のところ)どの程度まで上達したいのか?」は、出来るだけ明確になっているほうがよい

「わたしはほんとに上手くなりたいのだろうか?」・・・ということについてです。人によっては、弾けるようになりたいのか、それともギターを所有することに憧れているだけなのか?という質問にも答えなければならない場合も・・・。どのぐらい上手になりたいのか、またなぜギターを弾けるようになりたいのか?目的地が決まっていないのに出航する船長など一人もいない、このことはよく耳にするたとえ話です。それから、だれかと自分を比較して競争を始めようとしているだけなら、もっとたちが悪い。敗北して自分を責めて滅ぶか、相手を見下してイヤな奴になるかしかないのだから・・・。自分自身の音楽的発露(ひあめきや才能、願望など)に気づき、それを実現化してゆくプロセスをあなたが始めるか否かというだけの問題なのですから、自分の深いところに聞いてみて、ホントの自分の気持ちを明確にすることをおススメします。

②「わたしは必ず上達できる」という事実を知っておくこと

弾けるようになるのだろうかという後ろ向きな考えや不安を徹底的に取り除こう!なぜならそれが練習を習慣化させる最も強固なカベになって立ちはだかるのだから・・・。上達あるいは継続的な成長は「練習」を新たなもう一つの日課としてあなたの生活の中に習慣化させることさえできれば間違いなく訪れるものです。あなたは必ず上達できる、成長できます!あなた自身がそう思っていかない限り難しいでしょう。もちろん初めは練習の内容(やるべきことと、そのやりかた等々)が分からなくて先に進めないというケースが多いわけですが、それは既に分かっている先人たちの知恵をお借りすればよいだけですよね。ごくまれに自ら悟ってゆく人さえいる^_^;(あなたが伝説的人物?の場合、可能かもしれません!)・・・。「習慣化する」という能力を開発し、自ら学びとる姿勢で練習を習慣にさえしてしまえばあとは自動的です。やった分だけ成長し、かけた時間やお金は結局はみなプラスになり、裏切られることはない・・・自分を疑ったり迷ったりして何もしないでいる時間を、練習して自己のギターの夢を実現することに使ってゆくならば。他者との比較ではなく自分自身の中の音楽に気づきそれを実現化してゆく作業を始めるか否か、それが練習を始めるかどうかということになると言えるのではないでしょうか。繰り返し練習する、ここには時間の投入が不可欠であるのは事実です。そして練習したことは蓄積される、継続できる環境を整え習慣を身に付けた者が勝つ(本来の自分の音楽的才能を開花させるということ)のは自明です。

③ギターという楽器や演奏上の特徴をできるだけ知っておくこと

たとえば、ギターの種類やジャンルにはどういうものがあるのか、ギター奏法にはどのようなものがあるのか等々。大雑把でも構いません、始める前にこのような情報はあればあるだけプラスになります。できれば特定のジャンルのみに偏り過ぎず色々な方面にまである程度知ることができていれば最高ですね。①と合わせて、何を学ぶ必要があるか、また学ぶ順序についての見通しを明るくするのに役立ちます。

④環境的影響の力は極めて大きい、出来ている人間の影響を可能な限り多く受けるのが得

とりわけ初めてギターに取り組むとき何も分からないのならなおさらです。そういう場合、出来ている人間の思考と視点を知るということが鍵になります。そしてギターやるなら環境を整えよう!自分が触れる情報を、自らの責任で選ぶということがいかに重要かを理解してゆきましょう。レスナーの場合に陥りやすい「練習が十分できていないから先生に申し訳ない、もっとうまく出来るまで顔を出さないようにしよう」は、自ら成長のチャンスを閉ざしているということが見抜けるでしょうか。うまくなりたい、もっと弾けるようになりたい、成長したいのにもかかわらず「どうしても練習に身が入らない」「いくら練習しても上達しているように感じない」などは、自分の中のどこかで「出来ない」と「思い込んでいる」場合がほとんどです。「出来る」と思えるようになるためには、環境を整える必要があります。たとえば自分の思考法式をポジティブに変えたい場合、ポジティブな人やポジティブな映像、書籍などの影響を自ら得て行けばよいのです。ギターや楽器は手指だけ訓練すればいいわけではない・・・たとえば目で学ぶ(素晴らしい演奏家を見ることで理想的なフォームや指使いを脳が記憶し無意識のうちに自分に反映されてゆく)、体感で学ぶ(リズムの正確さやグルーブ、感動的なダイナミクスの実例や絶妙なコードの響かせ方などは実際に体験することで悟りのように身に入る)、耳で学ぶ(周りの音、そして自分の音を注意深く聴くことなしに上達は無い、また様々な音楽を聞くことの重要性)、脳(心)で学ぶ(音楽的解釈をすることや、奏法上の仕組みなどを頭を働かせてよく分析し手指を統制して繰り返し練習する)などなど・・・。もしあなたが毎日テレビを意味もなく2、3時間習慣で見てしまうのなら、そのうち1時間でも有名ギタリストの映像を見ることに費やしてみてはいかがでしょう?

⑤自分を責めるかわりに「必ず出来る」と自分に言い聞かせるほうがマシだということ

これはポジティブな姿勢がやはり大きなプラスになるという、言い古された話です。ですがあえて触れておきたいと思います!練習できなかったとしても自分を責めないで!「しまった(T_T)」と落ち込んでいる自分を責めるとさらに落ち込みそして浮かび上がるためのエネルギーは2倍3倍へと膨れ上がります。・・・別に転んでもいいんです。一歩一歩前進してゆくことは、転んでしまった人にも出来ること・・・よちよち歩きの赤ん坊を褒めながらその成長を見守る喜びを思い出して。あなたがかける愛情のゆえに、子どもは歩き出し立派な大人になってゆく事実を誰もが知っています。人間の脳は「出来る!」と思えば出来るようになるための情報を探すようにセンサーが働き、「出来ない」と思っていれば出来なくなるための言い訳や実例を探すようになっていると言われていますよ。「私には出来る!絶対上手くなる!」・・・今まで自分を責めていた時間を、これからは確実にギター上達と成長のための時間に変換してゆける、魔法の言葉に聞こえてきませんか?

⑥音楽・ギターはけして主体ではないということ

音楽中心で自分の人生を忘れる人、音楽に振り回され、音楽ゆえに大事なものを見失う人、いないようで実はけっこういるようです・・・。音楽は何のためにあるのか、神が人間に与えた喜び創造のためのツール、音楽という言葉・手段は、あくまで人間が幸せになるためにあるのではないでしょうか。ギターと音楽の力を通して、あなたにも幸せになってもらいたい、そう願っています☆